都心から40分で行けるマクロ天国【葉山町】(NANA) – ODE出展者紹介

出展者情報

出展者名

ダイビングショップNANA

紹介してくれる人

佐藤輝

ブースの紹介

ダイビングショップNANAは葉山と三浦に店舗を持ち、海がクローズになってしまう日を除きほぼ毎日、どちらかのポイントで潜り、珍しい生き物や生態シーンを探しています。

そしてその時1番の葉山や三浦をお客様にご紹介できるように日々頑張っております。

そのほか講習や体験ダイビング、相模湾の海の環境を守る活動も積極的に行っております。

基本情報

住所
神奈川県三浦郡葉山町堀内647

電話番号
046-854-4770

URL
http://www.nana-dive.net

Facebook
https://www.facebook.com/ダイビングショップNANA-111897602225108

現地取材レポート

2008年4月、葉山にショップをオープンさせ、2017年2月には、三浦の海に、DivingShop NANA by the Seaをオープン。相模湾最奥部の葉山と、湾口に位置する三浦の海、両方を楽しめるようになった。東京都心部からは、高速に乗って約40分で潜りに行ける利便性。マクロ生物が多く、水中写真家が多く訪れる。フォト派にも人気のショップだ。

葉山の海

オーナーガイドの佐藤輝さんの地元である葉山でオープンし、最初はビーチエントリーだけだったが、漁協と交渉して、2015年2月からボートダイビングが可能になり、2020年9月からは月2回のボートでのナイトダイビングもできるようになった。

葉山の海のベストシーズンは1月から4月とのこと。これからがベストシーズンなのは、透明度が上がり、海藻が成長して、ダンゴウオなどが見られるようになってくるからだそうだ。

昨年末には、葉山で初記録となるボロカサゴが2個体出現。そのうちの1個体は、かなり長い間ビーチポイントにいてくれて、最初は茶色だったのに、いつの間にか周囲の海藻と同じ、ワインレッド色に変化していったことが確認できた。周囲の環境に溶け込むために、体色を変化させるというのは、初めて知った。

コケギンポの個体数が多くて、自分でも簡単に見つけられる。クマドリカエルアンコウや、ヒョウモンダコなどにも遭遇した。

相模湾の湾口、三浦のベストシーズンは?

三浦は同湾の東の先端にあるため、見られるウミウシの種類やギンポの種類が葉山とはちょっと違ってはいるものの、棲息する魚は似てはいるのだそうだ。しかし、もっと違うところがあると言う。

にそれが顕著に現れるのが9月10月11月の秋のシーズン。黒潮に乗って相模湾まで流されてきた季節頼遊魚の季節だ。「湾最奥部の葉山より、先端にある三浦の方がそうした季節来遊魚が沢山見られます」とガイドの佐藤輝さん。

取材で訪れた、11月にも、様々な季節来遊魚を紹介してもらった。

水温が下がるので、ドライスーツは必須だが、どちらのポイントも、15m程度の水深の浅い根に張り付いてのマクロがメインなため、ボートダイビングとは言え。激しく泳ぐことは無い。流れも穏やかなポイントが多いため、マクロ派には絶大な人気を誇る。

ショップには、様々な海中写真が飾られていて、著名な水中写真家のミニギャラリーがあるし、水中写真のフォト講座やフォトコンなどのイベントも定期的に開催している。

中には、一眼のカメラを持っている人が多いイメージで敷居が高そうと言われることもあるそうだが、基本 、1チーム4名 (フォトチームは5名まで )まででチーム分けしてくれるので、遠慮しないで問合せしてみることをお勧めする。

見られなくなった海中景観・見えなくなるかもしれないアイドルフィッシュ

ショップには、ホンダワラが海面まで生茂る美しい写真が飾ってある。海藻が繁殖する冬の時期に来れば、こんな写真が撮影できるのかと思っていたが、「カジメは繁殖しますけど、ホンダワラのこんな海中景観は、今はもう見られません」と言われた。

一体何が原因なのか?近年地 球温暖化が原因とされる台風の大型化によって、浅場の海の海藻が根こそぎ持っていかれている印象があるという。

いつかは撮影してみたいと思っていただけに、とても残念な情報だった。

それだけではなく、今後もしかしたら見られなくなるのかもしれないと佐藤さんが懸念していることがある。それはダンゴウオ。以前は冬のダンゴウオが売りだった、三重の海や、伊豆の川奈 や八幡野などで、ここ数年、ダンゴウオが姿を見せたという話を聞かなくなった。そして、去年は同じ神奈川の江の浦でもダンゴウオの目撃情報は無かったのだそうだ。

ダンゴウオが見えなくなっている海は、徐々に南西から北東へと移動 している。こちらも、大型の台風が増えて、浅場の海藻が強烈な波に持っていかれてしまい、ダンゴウオの幼魚の生息環境が失われていることが原因ではないかと、佐藤さんは推測している。

海の環境を守るために活動していること

見えなくなってしまった、海中景観 、そして見えなくなるかもしれないダインゴウオ。決して長いスパンで状況が変わっているわけではない。

磯焼けという言葉をご存 知だろうか?磯焼けとは、海の砂漠化とも言われ、海藻が繁茂している海から海藻が失わ れ、砂漠のようになってしまうことだ。要因は色々考えられるが、ウニが繁殖することもその要因の一つに考えられている。

ウニが増えるならラッキーじゃないかと思わ れがちだが、海藻を食べないウニは身が細く、食用にはならない。この磯焼け、北は北海道から 南は九州までで、問題になっている現象だ。葉山では、昨今大型化している台風による浅瀬の海藻被害が深刻だと言われている。

このため、葉山では、漁協、ダイバー、 研究者 、葉山町が協力して、ウニの駆除 による磯焼け対策を行っている。こうした努力で、 以前のように、多くの生物が生息する藻場が再生されることを願っている。

取材・文・写真 越智隆治

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