桜島の麓で乱舞する桜花びら【鹿児島県】ダイビングショップSB – ODE出展者紹介

出展者情報

出展者名

ダイビングショップSB

紹介してくれる人

松田 康司 (ジーコ)

ブースの紹介

鹿児島のシンボル桜島。

その麓で潜るダ イビングスポットならではの生態系があります。

溶岩で形成された地形にも注目です!

ワイドもマクロも楽しめるポイントですよ。

鹿児島の中心街でもある天文館近辺や新幹線の到着駅・鹿児島中央駅 近辺からの無料送迎も行っております。

基本情報

住所
鹿児島市下福元町7641

電話番号
099-262-5838

URL
http://sb-diving.sakura.ne.jp/

Facebook
https://www.facebook.com/sb.kagoshima.divingshop/

現地取材レポート

桜島を囲む、錦江湾

最近、九州の海が面白い。そんな中でも、かなり独特な海として注目されているのが、錦江湾。メインのポイントは、目の前に鹿児島の町を見ながら、桜島から流れ出た溶岩の海岸をエントリーするクマソネ。

錦江湾は、桜島を取り囲む巨大なカルデラ湾。湾口は、かなり南にあり、外洋からは閉鎖された湾になっている。しかも、内湾なのに、深海を持つ。世界でも稀有な海だ。一説には湾内の海水が全て循環するのに、30年以上かかると言われている。この閉鎖海域に君臨する種の一つが、アカオビハナダイ。これほどのアカオビハナダイが群れている海を他に知らない。

閉鎖海域であるために、透明度は決して良いとは言えないのだけど、それがまた冒険心をくすぐられる。ロストしないように、ガイドから離れないように、水中ライトの光を便りに、ついていく。最初は緊張するけど、慣れてくると、ライトを当てた海中景観のカラフルさに、驚かされる。

水深20m付近から、驚くほどの数のアカオビハナダイの群れに感動するのは、ガイドや自分の水中ライトが彼らを照らし出した時に、気が付く。「ええ!こんなにいるんだ!」というのが最初にこのポイントを潜った時の印象だった。

そして、夢中で撮影を繰り返す。ストロボが綺麗に当たった深紅の身体は、緑色の海をバックにした、独特な雰囲気の写真が撮影できる。取材で訪れた12月頃は、アカオビの幼魚が群れる季節。海中の溶岩を覆い尽くす、白いハッポウサンゴの仲間が、まるで雪原のようでもあり、アカオビの幼魚たちは、雪原に舞う桜吹雪のようでもあった。

12ヶ月毎月違う写真が撮影できる錦江湾

日本の海中には四季があると良く言われる。実際、一つの海で四季をテーマにした写真を撮影するダイバーも多い。しかし!この錦江湾は、四季どころか、1年12ヶ月に渡って、その時にしか撮影できない独特な景観があるのにも驚かされる。それだけではなく、その水中景観の多くが、ワイドで表現されていることだ。

ガイドの松田さんに、「季節によって、どんな撮影ができるんですか?」と聞いてみた。その回答が以下。

1月頃 イサキとアカオビハナダイ

2月頃 カンザシボヤ

3月頃 長水路のシオミドロの海藻ワールド

撮影:松田康司

4月頃 アカオビハナダイのオスの群れ

5月頃 アマモ場のアオリイカの産卵やハオコゼの産卵などサンセットやナイトダイブでの産卵系

6月頃 サクランボウ(ネジリンボウ)が撮影しやすくなる。モモイロカグヤハゼが浅場に上がってくる。ホシハゼの巣穴の取り合いで、ハゼ達のディスプレイ。

7月頃 生態全般

8月頃 長水路のタコクラゲの群れと半水面

撮影:松田康司

9月頃 アカタチが面白い

10月頃 泥池のハゼ、ミホノハゴロモハゼ。海水の色がグリーンになり始める。

11月頃 長水路のサカサクラゲの群生

12月頃 ハッポウサンゴの雪原とアカオビハナダイの幼魚

上記したように、12ヶ月通して、その時期にしか見れない海中景観や生態などがある。

見せてもらった写真を見ると、どれも、特徴的で美しく、「こんなシーン撮影してみたい!」と思わせてくれる。しかも、それが全部季節限定 。・・・・ってことは、松田さんが撮影する錦江湾の写真を撮るには、1年間通わないとってことか!1度や2度訪れただけでは、足りないわけだ。

12ヶ月通して水中景観のカレンダーを作れる程、季節感が明確に別れる海は日本・・否、世界中 探しても、無いのではないかと思う。そして、その季節ごとの現象を発見し、しかも、 皆が「撮りたい!見てみたい!」と思わせる写真のセンスに脱帽する。これだけ違ったテーマがあるとなると、コンプリートして自分だけの錦江湾カレンダー作成にチャレンジしてみたくなるのでは?

個人的には、ネジリンボウが撮影できるポイントに、なんとニタリザメが姿を現すことがあるというので、いつか撮影してみた。錦江湾は、フォト派、特にワイド撮影には絶対おすすめの海だ。

南薩摩の海

鹿児島では、錦江湾の他に、薩南の海で潜る選択肢もある。錦江湾と違い、外洋に面した薩南の海は透明度もよく、ビギナーダイバーから楽しめる。

こちらの海の人気のポイントは、大瀬。外洋にある巨大な隠れ根だ。 周囲には、イサキの群れが見られる。水深30mくらいからのソフトコーラルもカラフルだ。夏には、このイサキの群れにカマストガリザメの群れがアタックするシーンも見られるそうだ。

今回潜ったのは、神の島曽根 と、 木材運搬船だった沈船 。特に、沈船のソフトコーラルと、その上を覆い尽くすクロホシイシモチやキンメモドキの雲海の凄さは、圧巻 だった。特にデッキ部分の群れ具合とソフトコーラルは、フォト派なら、多分1ダイブその部分だけ潜っていても飽きないだろう。自分も、そこでの撮影に夢中になってしまって、なかなか他に移動できなかった。水深もそれほど深く無いので、安心して撮影に集中できた。

沈船ポイント

南薩摩の海でも、季節限定で撮影してみたい写真を見せてくれた。

それが、GW頃のアカヤギの群生に産卵にやってくるアオリイカや8月のシコロサンゴの産卵だ。

アオリイカの産卵と言うとダイバーが沈めた産卵用の漁礁でしか撮影したことが無いから、自然に群 生するアカヤギへの産卵シーンは是非撮影したい。シコロサンゴの産卵は、松田さんが、桜島が噴煙を上げているようだと表現していたが、まさにそんなイメージ。

錦江湾や南薩摩の海の面白いシーンを見つけ出すだけでなく、その魅力を写真で見事に表現しているのが、凄い。 今、個人的 に、国内でこれほど、撮影したい!と思えるシーンが多いのは、この鹿児島の海であることは間違い無い。

取材・文・写真 越智隆治

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